計算ツール(入力) 計算結果(安全在庫/発注点)

安全在庫・発注点計算ツール(需要とリードタイム)

需要とリードタイムのばらつきから、安全在庫と発注点の目安を計算します。

英語でも検索される方向けに、Safety stock calculator / Reorder point calculator という呼び方も使われます。

計算ツール(入力)

需要の単位とリードタイムの単位を合わせると分かりやすいです。

需要の単位とリードタイムの単位が異なるため、単位を変換して計算しました

需要(平均とばらつき)

需要のばらつき(ざっくりでOK)
※「普段の範囲(約95%)」として推定します

リードタイム(平均とばらつき)

リードタイムのばらつき(ざっくりでOK)
発注してから入荷するまでの平均
※「普段の範囲(約95%)」として推定します

目標サービスレベル(欠品しにくさ)

※ここでのサービスレベルは「発注点で発注したときに欠品しない確率(近似)」です

詳細設定

季節変動がある(期間別に計算)

期間を分けて複数行で安全在庫・発注点を計算できます。

端数処理

例:箱=1、束=5、ロール=1(未入力なら1)

安全在庫の計算

以下の簡易式で、安全在庫と発注点を算出します。

前提
  • 需要とリードタイムのばらつきは独立と仮定(簡易)
  • 正規分布近似(簡易)
  • 結果はあくまで目安(MOQや発注単位、保管制約は別途)
代表的な簡易式
σ_DL = √( μ_L × σ_D^2 + μ_D^2 × σ_L^2 )
安全在庫 SS = z × σ_DL
発注点 ROP = ( μ_D × μ_L ) + SS

発注点の計算

記号
  • 平均需要:μ_D(個/日 or 個/週)
  • 需要の標準偏差:σ_D
  • 平均リードタイム:μ_L(日 or 週)
  • リードタイムの標準偏差:σ_L
  • サービスレベルに対応するz値:z
サービスレベル→z値(目安)
  • 低:90% → z ≒ 1.28
  • 中:95% → z ≒ 1.65
  • 高:98% → z ≒ 2.05

リードタイムのばらつき

最小/最大から推定する場合

推定方法:σ ≒ (最大 − 最小) ÷ 4(普段の範囲≒95%と仮定)

  • 90%(±1.645σ):分母 ≒ 3.29
  • 95%(±1.96σ):分母 ≒ 3.92
  • ほぼ全部(±3σ相当):分母 ≒ 6

ばらつきが分からないときの入力方法

  • まずは最小/最大でOK(現場感に合う)
  • データがあるなら直近の週/日の実績から平均と標準偏差を算出
  • 迷ったらサービスレベルは中(95%)

FAQ

最小/最大から推定できます。普段の範囲(例:だいたい最小〜最大が95%くらいの範囲)として、標準偏差を自動推定して計算します。最初はこれで十分実用になります。
「欠品しにくさ」の目標です。ここでは「発注点で発注したとき、リードタイム中に欠品しない確率(近似)」として扱います。高くするほど欠品しにくくなりますが、安全在庫は増えやすくなります。
期間を分けて複数行で計算できます。繁忙期・閑散期など、期間ごとに平均需要とばらつきを入れて、それぞれの安全在庫・発注点を確認できます。運用上は「期間が切り替わるタイミングで発注点も切り替える」形が分かりやすいです。
このツールは「いつ発注するか(発注点)」の目安です。発注量はMOQ、発注単位、保管容量、発注頻度、コストなどで最適が変わるため別途検討が必要です。

注意事項

  • 本ツールは計算補助であり、設計・法規・契約・安全要件の代替ではありません
  • 数値プリセットは参考例で、条件により変動します
  • この結果は目安です。MOQ(最小発注数量)、発注単位、保管スペース、予算、廃棄リスクなどの現場制約は別途考慮してください。
  • 需要が極端に不規則(断続需要)な商品や、供給が頻繁に止まるケースでは、実績に合わせた調整が必要です。