課題
予定表入力より、組み合わせ直す作業が重い。
難しいのは予定を入力することではありません。訪問、担当者、時間、移動、例外を同時に成立させ続けることです。
訪問可能時間が重なる。
午前のみ、前工程後、この時間までなど、訪問ごとの時間条件が重なります。
- 前後の移動を含める必要
- 待ち時間も発生する
誰でも行けるとは限らない。
資格、機材、言語、現場経験、利用者希望により、担当できる人が限られます。
- 資格者の空きがボトルネック
- 相性・継続担当も考慮
地図上で近くても回れない。
所要時間、駐車、道路時間、拠点、直行直帰まで含めると、単純な近さだけでは判断できません。
- 移動が予定を圧迫する
- 担当者ごとに出発地が違う
一つの変更が一日へ波及する。
欠勤、キャンセル、緊急追加が入ると、残りの一日全体を組み直す必要があります。
- 確定済み予定はなるべく維持
- 変更通知も必要
担当者の頭の中では、毎回この計算が行われています。
数理モデル
ソルバーへ渡す前に、業務ルールを分けて整理します。
訪問計画は、時間枠、担当者技能、休憩、固定済み予定、変更後の再計算を含む経路計画として扱えます。
必ず守る条件
- 訪問可能時間各訪問を、指定された訪問可能時間内に開始・完了させます。
- 必要技能必要な資格、技能、機材、言語に対応できる担当者だけを候補にします。
- 担当者の稼働条件欠勤、勤務時間、訪問上限、帰着条件を見える形で扱います。
できれば守る希望
- 担当継続継続担当に業務上の意味がある訪問では、同じ担当者を優先します。
- 希望時間許容枠の中でも、利用者や現場が希望する時間帯を優先します。
- 負荷バランス難しい訪問、長い移動、緊急対応が特定の人へ偏らないようにします。
改善したい指標
- 未割り当て利便性の前に、優先度の高い未割り当てを減らします。
- 移動時間時間枠と担当継続の理由を保ちながら、総移動時間を抑えます。
- 遅延・残業人員と時間が足りない場合は、無理に完全な予定に見せず原因を出します。
移動を数分減らすために担当継続を崩すのか、緊急案件のために何件変更するのか。優先順位を一緒に決めます。
現場業務
訪問先、担当者、順序を組み合わせる業務に使えます。
共通する問いは、誰が、どこへ、どの順番で、何時に行くかです。
訪問看護・介護
訪問時間、医療処置、看護師資格、担当継続、週の訪問回数を扱います。
設備点検・修理
設備種別、部品、技術者スキル、緊急度、拠点からの移動を組み合わせます。
清掃・保守
入室可能時間、資機材、複数名作業、連続作業を表現します。
営業・現地調査
優先度、担当エリア、関係性、訪問頻度、直行直帰を反映します。
説明用デモ
条件を変えて、訪問候補が変わる理由を確認。
シナリオ、欠勤、緊急追加、ルールの強さを変えて、訪問候補がどう変わるかを確認できます。
概略経路
座標は架空の相対位置です。本番では道路時間行列と住所の取扱い確認へ置き換えます。
確認ポイント
一日の時系列
判断が必要な訪問
ルール例
回せる経路かどうかを決める業務ルールをモデル化します。
ソルバーや探索方法を選ぶ前に、次のようなルールを分けて整理します。
WIN-01必須訪問可能時間
各訪問の許容時間内に開始・完了できない場合は、候補から外すか未割当として出します。
SKL-01必須必要技能
訪問に必要な技能、資格、機材、言語をすべて満たす担当者だけを候補にします。
AVL-01必須勤務可能条件
欠勤、勤務開始・終了、訪問上限、固定済み予定を守ります。
BRK-01必須休憩時間帯
候補経路の中で昼休みや休憩枠を見えるように扱います。
CON-01希望担当継続
必須条件を破らない範囲で、前回担当者を優先します。
CHG-01希望変更の少なさ
欠勤や緊急追加後の再計算では、確定済み予定の変更を減らします。
BAL-01希望負荷バランス
訪問件数、所要時間、移動、緊急度、難しい現場が偏らないようにします。
TRV-01評価移動削減
成立性、優先度、担当継続を確認した後で、総移動時間を減らします。
UNS-01評価未割り当て説明
無理な完全案にせず、未割り当てと理由を明示します。
説明できる出力
予定だけでなく、なぜその予定なのかを出す。
役に立つシステムは不足を隠しません。候補案と、各例外に判断が必要な理由を示します。
訪問順と時刻
到着、待機、開始、終了、移動、休憩、帰着を担当者ごとに時系列で表示します。
未割り当て理由
技能不足、時間枠、訪問上限、勤務時間、固定済み予定など、入らない理由を分類します。
案どうしの比較
割当件数、移動、遅延、担当継続、残業、変更量を同じ指標で比較します。
手修正と影響
確定した訪問や担当者を固定し、残りだけを再計算できます。
運用へ接続
計算だけで終わらず、現場で使うシステムまで。
最適化エンジン単体では、運用は変わりません。依頼受付、顧客・利用者情報、担当者予定、地図、通知、実績報告まで、必要な業務画面を一貫して設計します。
- 依頼受付・案件台帳訪問条件、住所、所要時間、優先度を管理
- 担当者アプリ今日の順番、地図、連絡、到着・完了を確認
- 変更・通知キャンセル、欠勤、緊急追加を反映して通知
- 実績・分析予定と実績の差、移動、遅延、稼働を集計
データ
いま使っている予定表とルールメモから始めます。
最初のプロトタイプは、匿名化した1日分または1週間分でも始められます。目的は、ルールを表現できるか、候補案が役に立つかを確かめることです。
最初に確認したいデータ
住所またはエリア、訪問可能時間、所要時間、必要技能、優先度、前回担当者。
勤務時間、拠点、資格、訪問上限、欠勤、現在地。
必須条件、希望、優先順位、休憩、固定済み予定、変更許容範囲。
現在案、実際の到着・完了、移動、キャンセル、手修正の履歴。
関連実績
訪問看護の予定を、スマートフォンから確認できる仕組み。
ケアマネージャーが訪問看護師の予定をスマートフォンから確認・管理できるシステムの開発実績があります。本ページでは、その先の複数条件から候補案を作る領域まで発展させます。
関連実績を見る適性確認
専用開発が向いている場合、向かない場合。
何でも専用システムにするのではなく、複雑さと効果が見合うかを先に確認します。
相談に向いている
- 時間枠・資格・移動など条件が多い
- 計画担当者に業務が属人化している
- 欠勤や緊急追加で頻繁に組み直す
- 既製品導入後も大量の手修正が残る
- 予定を他の業務システムと連携したい
既製品を先に検討
- 訪問件数が少なく固定ルートで回れる
- 時間指定や資格条件がほとんどない
- 市販サービスで十分に運用できる
- 基礎データがなく業務ルールも未整理
- 自動化より先に受付手順の整理が必要
導入プロセス
小さく解いてから、現場の仕組みに組み込む。
PoCだけで終わらないよう、計算検証と業務システム化を段階で分けます。各段階で続行・修正・停止を判断できます。
- 01DIAGNOSIS無料確認
課題とデータを確認
現在の予定表、担当者、訪問条件、変更頻度を確認します。
- 02MODELING設計
条件を三分類
必須、希望、改善指標を整理し、評価方法を合意します。
- 03PROTOTYPE固定範囲
小さな計算検証
一日・一週間分で候補を作り、現在案と比較します。
- 04PRODUCT個別見積
業務システムへ実装
受付、地図、修正、通知、実績、権限まで一体化します。
- 05IMPROVE継続改善
実績から継続改善
実移動時間、遅延、現場修正を使ってルールを磨きます。
このページのデモは本番用の最適化エンジンですか?
いいえ。ページ内デモは説明用の単純な決定論的ヒューリスティックです。本番では規模、ルール、応答時間を確認して、ソルバー、探索、ハイブリッド構成を選びます。
Excelから相談できますか?
はい。匿名化した訪問一覧、担当者一覧、ルールメモ、現在の予定表から初回確認できます。
欠勤や緊急訪問のあとに組み直せますか?
対応できます。完了済みや通知済みの訪問を固定し、残りだけを再計算して、変更点を表示する設計が可能です。
地図サービスと連携できますか?
可能です。道路時間API、距離行列、地図表示は、費用、利用規約、キャッシュ、個人情報の扱いを確認した上で組み込みます。
最終予定まで自動確定しますか?
いいえ。未割り当て、条件緩和、手修正の影響を人が確認してから確定する前提です。
業務を確認
その訪問予定は、計算できる形にできます。
現在のExcelや予定表を見ながら、必要なデータ、ルール、最初のプロトタイプ範囲を整理します。
- 匿名化データでも確認可能
- 専用開発が不要なら明確に回答
- 無理な売り込みは行いません