列方向を変えたとき、影が左右のどちらへ流れやすいかを確認できます。
果樹園の列方向・日陰シミュレータ
緯度、斜面向き、列方向、樹高、樹冠幅から、どちら側に日陰が偏るかを可視化します。
ブラウザだけで計算し、年間偏りと代表的な太陽条件を切り替えて確認できます。
このツールで分かること
斜面向きと斜度が、上下方向の偏りにどう効くかを同じ画面で見られます。
列間隔に対して影がどれだけ届くかを、比率で素早く把握できます。
使い方
- 緯度、斜面向き、列方向を入力します。
- 樹高と樹冠幅を入力します。
- 必要なら設定で斜度と列間隔を調整します。
- 結果カードとヒートマップで、影の偏りを確認します。
サンプル
北半球の一般的な果樹園
緯度 35.7°、斜面向き 180°、列方向 0°、樹高 3.2m、樹冠幅 2.8m、表示モード 年間
年間偏りは下手側にやや寄り、低太陽では列間をまたぐ影が増えます。
南半球の列状園地
緯度 -34.6°、斜面向き 20°、列方向 90°、樹高 4.0m、樹冠幅 3.4m、表示モード 低太陽
南半球でも同じ真北基準で扱えます。低太陽条件では下手側の偏りが強くなります。
語句説明
真北基準
地図や方位角で使う北の基準です。磁石の北とは限らないため、入力時は区別します。
方位角
北を0°として時計回りに測る角度です。列方向や斜面向きを統一して扱えます。
斜面向き
斜面が向いている下り方向です。影の上下偏りに効きます。
日陰偏り指数
上下方向の影の偏りを100分率で表した指標です。0に近いほど偏りが少ないです。
列間到達率
影が列間隔に対してどれだけ届くかを表す比率です。1を超えると重なりが起きやすくなります。
計算式
太陽高度: sin α = sin φ sin δ + cos φ cos δ cos H方位角: A = normalize(atan2(sin H, cos H sin φ - tan δ cos φ))地形法線: n = normalize([sinβ sinAs, sinβ cosAs, cosβ])影先端: S = P + t(-u), t = -n·P / n·(-u)日陰偏り指数: 100 × (下手側 - 上手側) / 全影列間到達率: 列方向に垂直な影幅 / 列間隔
よくある質問
斜面向きだけで十分ですか。
斜面向きだけでは傾きの強さが分からないため、設定の斜度で参考値を持たせます。
南半球でも使えますか。
はい。緯度の符号で南北半球を切り替え、同じ真北基準の方位角で計算します。
真北で入れる必要がありますか。
はい。列方向と斜面向きは真北基準です。磁北しか分からない場合は補正してください。
列間隔が分からない場合はどうなりますか。
自動設定では樹冠幅の1.5倍を既定値にして、列間の重なりを推定します。
果樹園以外にも使えますか。
はい。ブドウ園や他の列状多年生作物にも同じ考え方を使えます。
注意事項
- このツールは幾何学的な偏りを見るための可視化です。微気候や収量を保証するものではありません。
- 列間隔、樹冠形状、剪定の仕方、周囲地形で実際の影はかなり変わります。
- 列方向と斜面向きは真北基準で入力してください。磁北しかない場合は事前に補正してください。
- 斜度が未入力のときは既定の参考値を使います。必要なら詳細設定で実測値に差し替えてください。