速度を再測定する用途別3候補
速度順位ではなく、用途別の測定候補
速度だけで18社すべてを契約して比較する必要はありません。先に予算、必要サポート、訪問者地域で最大3社へ絞り、その候補だけを同条件で測ります。以下の3社は出発点であり、「最速」を保証する順位ではありません。
法人・停止リスク重視
XServerビジネス
速度だけでなく、法人サイトの移行、問い合わせ、障害時対応まで含めて比較したい場合の候補です。保存画像は2024年7月のPageSpeed Insights画面であり、現在の速度保証ではありません。
- 本番と同じWordPress複製サイトで測る
- 公開画面と管理画面を別々に確認
- 復元・問い合わせ時間も選定条件にする
低予算・海外系
Hostinger
低い初期費用で海外系サービスを試したい場合の候補です。旧記事の31msは測定条件と生ログがないため再利用せず、選択した拠点と日本からの実測で判断します。
- 選択拠点と主な訪問者地域を合わせる
- 円建て初回額と更新額を分けて確認
- 日本語窓口と移行範囲を事前質問する
国内WordPress
mixhost
日本の訪問者を中心にWordPressを運用する場合の国内候補です。旧記事の150msは条件不足の参考値とし、同一テーマ、同一画像、同一キャッシュ設定で再測定します。
- 東京からのTTFBとLCPを複数回測定
- キャッシュ前後の差を分けて記録
- 移行後のフォームとメールも確認
旧記事のTTFB18社比較を証拠監査
次の値は旧記事に掲載されていた記録です。値そのものを削除すると過去検証の問題を追跡できないため残しますが、同一条件を証明する生ログがなく、現行の速度順位や契約判断には使用しません。保存画像もPageSpeed Insightsの総合スコア、FCP、LCPなどを示すものが中心で、表のTTFBと一対一に対応する証拠ではありません。
30msと440msの差が見えても、計測地点がサーバーに近い、CDNキャッシュが温まっている、静的ページとWordPress動的ページが混ざる、測定時刻が違うと比較は成立しません。全18社を古い値で並べるのではなく、自社条件に合う2〜3社を同じ複製サイトで再測定してください。
| サービス | 旧掲載TTFB | 保存証拠 | 欠けている条件 | 現行比較 | 判断 |
|---|---|---|---|---|---|
| Kinsta | 30ms | サービス画面のみ | 日時・地点・回数・生ログなし | 比較不可 | 候補なら再測定 |
| Hostinger | 31ms | サービス画面のみ | 日時・地点・回数・生ログなし | 比較不可 | 拠点選択後に再測定 |
| XServerビジネス | 40ms | PSI保存画像あり | TTFB生ログ・反復条件なし | 比較不可 | 法人候補として再測定 |
| wpX Speed | 40ms | PSI保存画像あり | TTFB生ログ・反復条件なし | 比較不可 | WordPress候補なら再測定 |
| ロリポップ! | 80ms | PSI保存画像あり | プラン・時刻・回数なし | 比較不可 | 同一プラン条件で再測定 |
| スターレンタルサーバー | 90ms | PSI保存画像あり | プラン・時刻・回数なし | 比較不可 | 現行サービスで再測定 |
| ラッコサーバー | 120ms | PSI保存画像あり | 地点・キャッシュ・回数なし | 比較不可 | 候補なら再測定 |
| エックスサーバー | 130ms | PSI保存画像あり | 地点・キャッシュ・回数なし | 比較不可 | 同一サイトで再測定 |
| mixhost | 150ms | サービス画面のみ | 日時・地点・回数・生ログなし | 比較不可 | 国内候補として再測定 |
| ConoHa WING | 160ms | PSI保存画像あり | 地点・キャッシュ・回数なし | 比較不可 | 同一サイトで再測定 |
| カラフルボックス | 190ms | PSI保存画像あり | 地域・キャッシュ・回数なし | 比較不可 | 選択地域で再測定 |
| シンレンタルサーバー | 200ms | PSI保存画像あり | プラン・時刻・回数なし | 比較不可 | 現行プランで再測定 |
| リトルサーバー | 200ms | PSI保存画像あり | プラン・時刻・回数なし | 比較不可 | 小規模候補なら再測定 |
| コアサーバー | 210ms | PSI保存画像あり | 地点・キャッシュ・回数なし | 比較不可 | 同一サイトで再測定 |
| DreamHost | 400ms | PSI保存画像あり | 海外地点・CDN・回数なし | 比較不可 | 対象国から再測定 |
| Bluehost | 420ms | PSI保存画像あり | 海外地点・CDN・回数なし | 比較不可 | 対象国から再測定 |
| さくらのレンタルサーバ | 440ms | PSI保存画像あり | 対象プラン・時刻・回数なし | 比較不可 | 現行プランで再測定 |
| Namecheap | 440ms | PSI保存画像あり | 海外地点・CDN・回数なし | 比較不可 | 対象国から再測定 |
旧掲載値は記録保存のために掲載しており、2026年7月時点の性能、順位、同条件比較を示しません。生ログがないため統計処理や再計算もできません。
レンタルサーバー速度比較に必要な6つの原則
サービス名以外の条件を固定しなければ、差がサーバー由来なのか、ページやネットワーク由来なのか判定できません。比較表を作る前に測定票へ記録します。
同じ複製サイトとURL
同じWordPress版、テーマ、プラグイン、本文、画像、PHP版、データベース量を使います。トップページと記事ページを混ぜません。
配信元とCDNを分離
DNS、サーバー地域、CDNの有無とキャッシュHIT/MISSを記録します。CDN配信とWordPress原点応答を同じ値として扱いません。
複数回と遅い側を見る
各条件を最低5回、できれば時間帯を変えて測り、最小値ではなく中央値と遅い側の値を残します。異常値を削除した理由も記録します。
コールドとウォームを分ける
ページキャッシュ、オブジェクトキャッシュ、CDN、ブラウザキャッシュを消した初回と、温まった再訪を分けます。混ぜた平均値は使いません。
地域・端末・回線を固定
測定地点、モバイル・デスクトップ、回線制限、ブラウザ版、時刻を保存します。海外サービスは主な訪問者地域からも測ります。
フィールドとラボを分ける
CrUXは過去28日間の実利用データ、Lighthouseは制御された模擬環境です。対象と期間が違うため、同じ列で単純平均しません。
既存スクリーンショットをどう読むか
旧記事で使っていた画像は削除せず、比較証拠として棚卸ししました。多くは2024年7月のPageSpeed Insights画面で、撮影時のモバイル性能スコア、FCP、LCP、CLSなどが見えます。ただし、現在のプラン性能や旧TTFB値を保証するものではありません。画像の数値は撮影時点の記録として読み、契約前に再測定してください。
XServerビジネス:保存画像ではモバイル性能スコア90
保存画面には2024年7月22日撮影、性能スコア90、FCP 1.3秒、LCP 3.5秒、CLS 0.071が見えます。旧表のTTFB 40msを直接示す画面ではなく、測定URLや反復ログもないため、現在の法人サイト速度とは切り分けます。
判断: 法人候補なら、実サイト複製と管理画面、問い合わせ・復旧まで再確認します。
XServerビジネスの現行仕様を確認
wpX Speed:WordPress専用でも現行実測が必要
保存されたPageSpeed Insights画面は撮影時の一条件だけを示します。WordPress専用という製品特性から自分のテーマが速いとは断定できないため、動的ページ、ログイン後、キャッシュ除外ページも測ります。
判断: WordPress専用候補として、同一複製サイトで他社と再比較します。
wpX Speedの現行仕様を確認
ロリポップ!:プラン差を固定して測る
共有サーバーはプランや収容状況、キャッシュ設定で結果が変わります。保存画像のスコアを全プランへ一般化せず、契約候補プランと同じPHP・キャッシュ条件で確認します。
判断: 低予算候補なら、初回表示と管理画面の両方を測定します。
ロリポップ!の現行仕様を確認
スターレンタルサーバー:旧ブランド名と現行条件を分離
保存画像と旧掲載値は撮影当時のサービス条件です。名称、プラン、基盤が変わっていれば同じ母集団ではないため、現行サービスの試用環境で測り直します。
判断: 現行プラン名、CPU・メモリ制限、バックアップを確認してから候補化します。
現行サービス情報を確認
ラッコサーバー:SEO訴求と速度実測を分ける
サービスのSEO向け訴求は、個別サイトのCore Web Vitals合格を保証しません。保存画像を参考にしつつ、画像量、広告タグ、テーマが同じ複製環境で測定します。
判断: サイト売買や移行を含む用途と、純粋な表示速度を別軸で評価します。
ラッコサーバーの現行仕様を確認
エックスサーバー:利用者数と自サイト速度は別
知名度や導入数は、特定テーマ・プラグイン構成の速度証拠ではありません。保存画像の測定時点を明示し、本番に近い複製サイトでTTFBとLCPを再測定します。
判断: 国内の標準候補として、料金、操作、速度、復旧を総合比較します。
エックスサーバーの現行仕様を確認
mixhost:旧150msを現行値として使わない
旧記事にはTTFB 150msとありますが、生ログと対応するPSI画像がありません。公式サイト画面はサービス識別のために維持し、速度の証拠には使用しません。
判断: 日本向けWordPress候補として、東京からコールド・ウォームを再測定します。
mixhostの現行仕様を確認
ConoHa WING:広告上の高速表示と測定値を混ぜない
公式の速度訴求と第三者の1回測定は証拠の種類が違います。保存画像の対象URL、地点、キャッシュ状態が揃わないため、旧160msを順位に使いません。
判断: 候補プランへ同一サイトを置き、時間帯を変えて測ります。
ConoHa WINGの現行仕様を確認
カラフルボックス:地域選択を測定票へ残す
地域を選べるサービスは、測定地点とサーバー地域の組み合わせで値が変わります。どの地域を測ったか不明な旧190msは、現在の地域比較には使えません。
判断: 主な訪問者に近い地域を選び、同じ地点から再測定します。
カラフルボックスの現行仕様を確認
シンレンタルサーバー:新しい基盤は古い画像で評価しない
サービス更新や基盤変更があれば、2024年の保存画像と現在は同じ条件ではありません。旧200msを固定値として扱わず、現行プランのリソース条件で測り直します。
判断: 価格差だけでなく、混雑時間帯の遅い側を確認します。
シンレンタルサーバーの現行仕様を確認
リトルサーバー:小規模サイト条件で測る
軽量なページだけを測ると、プラグインや画像の多い本番サイトとの差が見えません。小規模用途でも、予定するページ量とバックアップ処理を含めて確認します。
判断: 予算優先候補として、速度低下時に移行できるかも確認します。
リトルサーバーの現行仕様を確認
コアサーバー:同じ契約層で比較する
廉価プランと上位プランではリソース条件が異なります。旧210msのプラン・日時が固定できないため、比較相手と同程度の料金帯で複製測定します。
判断: 月額だけでなく、必要なバックアップとサポートを揃えて比較します。
コアサーバーの現行仕様を確認
DreamHost:日本からの遅延だけで海外向け性能を決めない
日本から米国向けサーバーを測れば、対象国の利用者より遅く見える場合があります。逆に日本向けサイトならその距離は重要です。訪問者地域ごとに測定地点を分けます。
判断: 英語圏向け候補なら対象国、日本向けなら日本から再測定します。
DreamHostの現行仕様を確認
Bluehost:海外サービスは利用地域を揃える
旧420msは測定地点とCDN状態が不明です。WordPressの管理画面、ログイン後、決済などキャッシュされにくい処理も、主な運用地域から確認します。
判断: 英語運用ができ、対象国で実測できる場合に候補へ残します。
Bluehostの現行仕様を確認
さくらのレンタルサーバ:対象プランを明示する
保存画像の対象はビジネス系表示を含み、旧表のプランとの対応が明確ではありません。現行の契約候補プランへ同じサイトを置いて確認します。
判断: 長期運用実績、操作、サポートと速度を別々に採点します。
さくらのレンタルサーバの現行仕様を確認
Namecheap:価格の安さと日本向け速度を分ける
海外向け低価格プランでも、日本の訪問者が中心なら距離とサポート言語が負担になります。旧440msだけで除外せず、対象地域と総費用を決めてから測定します。
判断: 英語圏向けの単一サイトなど、用途が合う場合だけ再測定します。
Namecheapの現行仕様を確認
Hostinger:サービス画面は速度証拠ではない
旧記事で利用した公式サイト画像は、サービスを識別する資料です。画像内の価格や訴求、旧31msを現行性能の証拠にせず、選択したデータセンターと複製サイトで測ります。
判断: 低予算候補として、更新額、日本語対応、対象地域の速度を確認します。
Hostingerの現行仕様を確認
Kinsta:30msの再現より実利用の安定性を確認
旧30msは魅力的に見えますが、対象URLと生ログがなく再現できません。マネージドWordPress候補として、東京・大阪など選択地域、動的処理、バックアップ復元、サポートを含めて評価します。
判断: 重要サイトなら、最小TTFBより継続的な実利用値と復旧負担で判断します。
Kinstaの現行仕様を確認速いレンタルサーバーを選ぶ3ステップ
先に候補を減らし、同じ複製サイトで測り、最後に運用まで確認します。数値を集めること自体を目的にせず、公開後に困らない候補を選びます。
- ステップ 01
用途と運用条件で最大3社へ絞る
訪問者地域、月額上限、WordPress、メール、電話・チャット、バックアップ、移行支援を必須・希望・不要に分けます。条件を満たさないサービスを先に外し、速度測定の候補を最大3社にします。
- ステップ 02
同じ複製サイトを最低5回ずつ測る
同じURL構成、画像、テーマ、プラグイン、PHP版を使い、東京など固定地点からコールドとウォームを分けて測ります。TTFBだけでなくLCP、INPまたはラボのTBT、CLSを記録し、中央値と遅い側を比較します。
- ステップ 03
管理・復旧・移行を含めて最終判断する
WordPress管理画面、フォーム、検索、決済、バックアップ復元、問い合わせ応答を確認します。表示が少し速くても、復旧できない、更新費が払えない、担当者が操作できないサービスは選びません。
測定票に残す8項目
測定日時とタイムゾーン、対象URL、契約プラン、サーバー地域、測定地点・端末・回線、キャッシュ状態、ツールと版、各試行の生値を保存します。スクリーンショットだけでなくCSVまたはJSONも残し、中央値と遅い側を再計算できるようにしてください。
速度評価に使用した公式出典
指標と測定方法はGoogle・Chromeの一次情報を2026年7月25日に確認しました。PageSpeed Insightsはラボとフィールドの両方を示しますが、対象期間と環境が異なります。候補3社の現行仕様は各公式ページで確認してください。
レンタルサーバー速度比較のよくある質問
結局、一番速いレンタルサーバーはどれですか?
全サイトに共通する一社は断定できません。ページ構成、プラン、地域、混雑、キャッシュで結果が変わります。用途で最大3社へ絞り、同じ複製サイトを同条件で測った結果から選んでください。
PageSpeed Insightsのスコアが高ければサーバーも速いですか?
スコアはサーバー応答だけでなく、画像、JavaScript、CSS、フォント、レイアウトなどページ全体の影響を受けます。サーバー候補の比較ではTTFBを確認しつつ、実利用のLCP・INP・CLSと管理画面も併せて見ます。
TTFBは何msなら合格ですか?
web.devは多くのサイトで0.8秒以下を粗い目安としていますが、TTFBはCore Web Vitalsそのものではありません。最小値だけで合格にせず、75パーセンタイル相当の遅い側とLCPへの影響を確認します。
速度測定は何回行えばよいですか?
候補比較なら各条件を最低5回、可能なら時間帯を変えて増やします。コールドとウォームを分け、すべての生値を保存し、中央値と遅い側を比較してください。
自分で複製サイトや速度測定を用意できない場合はどうすればよいですか?
現在のサイト、訪問者地域、必要機能を整理して制作会社へ相談してください。Finite Fieldでは候補整理、複製環境、速度測定、移行、DNS切替、公開後の計測まで相談できます。
最終判断:旧最速ランキングではなく、自分の複製サイトの中央値で選ぶ
旧記事の18社TTFBは、生ログと共通条件がないため順位として使えません。法人サイトならXServerビジネス、低予算の海外系ならHostinger、国内WordPressならmixhostなど、運用条件に合う最大3候補へ絞ってください。同じ複製サイトをコールド・ウォームで複数回測り、TTFBの中央値と遅い側、LCP・INP・CLS、管理画面、復元、更新費を比較すれば、数字に惑わされず選べます。
- 候補は訪問者地域・予算・サポートで最大3社へ絞る
- 同じ複製サイト、地域、回線、キャッシュ条件で測る
- 最小TTFBではなく中央値と遅い側、Core Web Vitalsを見る
- 表示速度だけでなく管理・復元・更新費まで確認する
サーバー選定・速度改善・サイト制作を相談
測定だけで終わらせず、速く運用できるサイトへ移行します
サーバーを変えても、重い画像、JavaScript、テーマ、外部タグ、キャッシュ設計が原因なら十分に改善しません。自分でサイトを作れない、複製環境を用意できない、測定結果を判断できない場合は、現状分析、候補比較、サイト改善、テスト移行、DNS切替、公開後のCore Web Vitals確認まで必要な範囲をご相談ください。
サーバー選定・速度改善を相談する相談内容を確認してから対応範囲と費用をご案内します。相談だけで契約が確定することはありません。