現場DXを最短で。紙・Excelを“現場で定着する”報告・在庫アプリへ

現場の紙・Excel業務を、誰でも迷わず使える業務アプリに置き換えませんか。 ファイナイトフィールドは、建設・物流・製造の現場で発生する「報告」「在庫管理」「点検」などを、iOS/Android両対応アプリ+運用しやすい管理画面までまとめて設計・開発します。 現場DXは「作っただけ」では失敗します。だから私たちは、マニュアル不要のUI/UX、オフライン、多言語、権限・監査ログといった“現場で詰まるポイント”を最初から設計に組み込み、短期導入でも使われ続ける仕組みを作ります。

現場DXが進まない“よくある原因”

現場DXが止まる理由の多くは、ツールの性能ではなく「運用で詰まるポイント」が放置されることにあります。
  • 入力が多く操作が難しく、教育コストが膨らむ → 結局紙やExcelへ逆戻り
  • 承認フローや権限設計が曖昧で、管理側が不安 → 運用が止まる
  • 電波が弱い場所で使えず「後で転記する」運用が復活 → 二重管理になる
  • 外国人スタッフが増え、入力ミス・教育コストが増える → 定着しない
現場DXは“作って終わり”ではなく、現場で定着して初めて投資回収が始まるプロジェクトです。 このページでは、報告・在庫・点検を題材に「定着する設計要件」と「進め方」を整理します。

現場DXアプリでできること(代表例)

現場DXアプリで多いテーマは、報告・在庫・点検の3つです。重要なのは、現場側は「最短の入力導線」、管理側は「見える化と統制(権限・ログ)」を同時に満たすことです。

報告(工事日報/作業実績/写真付き報告)

  • 現場で入力→写真添付→送信まで完結
  • 承認・差し戻し・コメントで運用が回る
  • 管理画面で検索・集計・CSV/PDF出力

在庫(入出庫/棚卸し/移動)

  • 現場入力で在庫差異を減らす(入力遅れを防ぐ)
  • 多拠点・担当者別の権限で運用を安定化
  • 在庫推移・差異・履歴を管理画面で見える化

点検(チェックリスト/写真/是正対応)

  • 点検表をスマホ化し、写真・コメントも簡単に記録
  • 異常→是正(担当/期限/ステータス)まで一連で管理
  • 点検履歴の集計・未対応一覧を管理画面で確認

現場DXが“定着する”設計要件(失敗回避チェックリスト)

現場DX成功の鍵は、最初から“定着の条件”を満たすことです。私たちは次の要件を標準として設計に組み込みます。
マニュアル不要のUI/UX
現場入力は「迷う」「面倒」が出た瞬間に止まります。ボタン・入力項目・動線を絞り、片手操作でも完結する導線にします。
権限管理・承認フロー・監査ログ
“誰が何をできるか”が曖昧だと、管理側が運用に不安を持ちます。役割(ロール)ごとに閲覧/編集を制御し、誰がいつ何を変更したかが追える状態にします。
オフライン対応(現場が止まらない)
電波が弱い場所でも入力できないと、転記が復活し二重管理になります。オフライン入力+回線復帰時の自動送信(再送キュー)を前提に設計します。
多言語対応(外国人スタッフでも運用できる)
言語切替があるだけで、入力ミス・教育コストは下がります。“現場で使われ続ける”ための要件として、必要に応じて多言語対応を組み込みます。

現場DXの開発実績(ユースケース別)

現場DXは「アプリを作ること」よりも、現場で“入力され続ける仕組み”を作れるかで成果が変わります。 ファイナイトフィールドでは、現場入力と管理側の統制(権限・承認・ログ)をつなぐ設計を前提に、業務アプリ/管理画面を一社完結で開発しています。

勤怠・直行直帰・申請/承認をスマホで完結(出退勤管理)

課題 現場が直行直帰で、本社集計・申請承認が滞りやすい
解決 スマホで出退勤打刻、有給申請〜承認まで一連で対応
定着要件 承認フロー/役割設計で「誰がどこまで」を明確化

受発注・在庫・出荷の“二重管理”を削減(受発注・在庫系)

課題 Excel・メール・口頭が混在し、最新状態が分からない/転記が発生
解決 受注〜在庫〜出荷までの流れを一元化、管理画面で運用を安定化
定着要件 権限・監査ログ、管理側の運用画面を最初から設計

予定・スケジュール共有をリアルタイム化(予定管理)

課題 予定変更の共有が遅れ、調整コストが増える
解決 管理側がリアルタイムで予定確認・管理
定着要件 必要な情報がすぐ見えるUI(“確認が速い”画面設計)

開発の進め方(最短導入でも“使われ続ける”ために)

進め方はシンプルです。作り込み過ぎて失敗するより、最小機能で導入→運用しながら改善が現場DXに向いています。
  • 1
    無料相談(Zoom可)

    現状・課題・対象業務を整理

  • 2
    要件整理

    Must/Should/Could、権限・承認・オフライン・多言語の要否を確定

  • 3
    概算見積もり

    要件に基づいて大枠の費用・期間を提示(必要に応じてAI見積もりで初期の当たりも可)

  • 4
    画面設計(ワイヤー)

    現場が迷わない導線にする

  • 5
    開発・テスト

    管理画面・ログ・集計も含めて運用を作り込む

  • 6
    リリース・保守運用

    改善・拡張も前提に継続支援

期間・費用の目安(モデルケース)

費用は要件により変動しますが、現場DX(報告・在庫・点検)では、次の要素で前後します。
  • 入力だけでなく、承認・集計・帳票まで含むか
  • オフラインの要件があるか
  • 多言語の対象範囲(表示/入力/帳票)
  • 権限・監査ログの粒度
  • 既存システム連携(CSV/API)の有無
まずは「最小機能で現場導入→運用しながら拡張」の形にすると、投資をコントロールしやすくなります。

Excel運用とアプリ運用、どちらが正解?

Excelは優秀です。一方、現場DXの文脈では “運用が増えた瞬間に見えないコストが膨らみやすい” という弱点もあります。 当てはまる項目が多いほど、アプリ化の投資対効果が出やすい状態です。
観点 Excel/紙運用 アプリ運用
入力 後でまとめて転記 → 漏れ/遅れが出やすい その場で入力、必須項目で抜け漏れを抑える
承認 口頭/紙/メールで滞留しがち 承認フローを固定化、通知で止まりにくい
権限 ファイル共有だと境界が曖昧 ロール別に閲覧/編集を制御(統制しやすい)
オフライン 入力できず“あとで転記”が復活 オフライン入力+再送で現場が止まらない
集計 手作業で時間が取られる 自動集計、検索・フィルタが容易
変更履歴 誰がいつ変えたか追いにくい 監査ログで追跡できる(安心して運用できる)
定着 UIが難しい/面倒 → 結局戻る マニュアル不要UIで教育コストを下げやすい

こうなったら“アプリ化のサイン”

  • 拠点や人数が増えて、Excelが複数ファイルに分裂している
  • 承認が止まって「誰待ちか」分からない
  • 電波の弱い場所があり、転記が常態化している
  • 外国人スタッフが増え、入力ミス・教育コストが上がっている
  • 監査・統制(権限/ログ)が必要になってきた

よくあるご質問

Q
オフライン環境でも使えますか?
可能です。オフライン入力と回線復帰時の自動送信(再送キュー)を前提に設計します。
Q
多言語対応はできますか?
可能です。言語切替を用意し、入力ミス・教育コストを抑える設計にします。
Q
権限管理や承認フロー、監査ログは対応できますか?
対応できます。役割ごとの権限、承認フロー、操作ログ(監査ログ)を組み込みます。
Q
管理画面(Web)も含めてお願いできますか?
可能です。マスタ管理、権限設定、集計、CSV出力など運用に必要な管理側機能まで一社完結で対応します。
Q
既存のExcelや基幹システムと連携できますか?
可能です。CSV連携やAPI連携など、現状に合わせて方法を提案します。
Q
まずは小さく始められますか?
可能です。最小機能で導入し、運用データを見ながら段階的に拡張する進め方を推奨します。
Q
概算見積もりはどの段階で出せますか?
対象業務、利用者(権限)、承認の流れ、必要な帳票/集計の要否が分かれば概算が可能です。無料相談で整理できます。

現場の課題と予算感を、10分で整理しませんか?

紙・Excelを置き換えるときは、UI/権限/オフライン/多言語の4点を最初から設計に入れるだけで、定着率が大きく変わります。 無料相談(Zoom可)では、現状を伺ったうえで「最小機能で始める範囲」と「概算費用の方向性」を整理します。